個人情報保護は、個人のプライバシーを尊重し、機密情報の漏洩や悪用を防ぐための重要な取り組みです。企業や組織は、個人情報を適切に管理し、情報漏洩や悪用からのリスクを最小限に抑えるための方針や手続きを整備する必要があります。
このたび個人情報保護委員会から、「リーフレット「(中小企業等向け)個人情報保護法10のチェックポイント」」が公表されました(令和6年4月23日公表)。
チェックポイントについて
チェックポイントは「取得・利用」「保管・管理」「第三者提供」「開示請求等」に分類された、以下10項目です。
分類 | チェックポイント |
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取得 ・ 利用 | 個人情報を取り扱うにあたって利用目的を決めていますか? |
その利用目的は、本人に通知するか公表していますか? | |
保管 ・ 管理 | 個人情報の取扱いのルールや責任者を決めていますか? |
個人情報の取扱いについて従業員に教育を行っていますか? | |
個人情報が含まれる書類や電子媒体について、誰でも見られる場所・主まれやすい場所に放置していませんか? | |
パソコン等で個人情報を取り扱う場合、セキュリティ対策ソフトウェア等をインストールして最新の状態にしていますか? | |
個人情報の取扱いを委託する場合、契約を締結する等、委託先に適正な管理を求めていますか? | |
第三者提供 | 本人以外に個人情報を提供する場合、本人に同意をとっていますか? |
本人以外に個人情報を提供したり、本人以外から個人情報を受け取る際、相手方や提供年月日等について記録を残していますか? | |
開示 請求等 | 本人から自分の個人情報を見せてほしいと言われたり、訂正してほしいと言われた際は、対応していますか? |
職場の個人情報保護においては、まずこれら項目をチェックしてみて、対応できていない項目があれば早急に改善対策に取り組んでみてはいかがでしょうか。
参考サイト
個人情報保護委員会【リーフレット「(中小企業等向け)個人情報保護法10のチェックポイント」を掲載しました】
https://www.ppc.go.jp/files/pdf/10_checkpoint.pdf
個人情報保護委員会サイト
https://www.ppc.go.jp/index.html