2024/12/5

厚生労働省から、2025年1月から離職票をマイナポータルで受け取れるようになるというお知らせがありました。
「離職票」とは、雇用保険の求職者給付(基本手当)を受け取るために必要な書類で、通常は離職後にハローワークから交付されます。
これまでは、離職した方のもとに勤務先を経由して郵送されるのが一般的でした。
2025年1月からは、マイナポータルで直接受け取り可能に!

あ令和7年(2025年)1月20日からは、離職票をマイナポータル経由で直接受け取ることが可能になります:
これにより、離職者は、
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郵送を待つ必要がなくなり、
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スマホやパソコンからすぐに確認できるようになります。
忙しい手続きの時期に、これは大きな時短&ストレス軽減につながりそうですね!
利用には“3つの条件”があります!

マイナポータルで離職票を受け取るには、次の条件を満たしている必要があります。
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ハローワークにマイナンバーを事前登録していること
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マイナンバーカードを取得し、マイナポータルの利用手続きを済ませていること
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勤務先が電子申請で離職手続きを行っていること
つまり、本人だけでなく会社側の対応(電子申請)も必須になります。
企業・総務担当者としての対応ポイントは?

事業所側がこの制度に対応するには、雇用保険の離職手続きを電子申請で行う必要があります。
すでに電子申請を導入している企業はスムーズに対応できますが、紙での手続きを続けている企業では、導入の検討が必要になるケースもありそうです。
また、従業員からの問い合わせにも備え、次のような準備が役立ちます:
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対象従業員に向けたマイナポータル利用案内の作成
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離職票に関する社内フローの見直し
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電子申請対応の社内体制づくり(委託含む)
まとめ
離職後の手続きは何かとバタバタしがちですが、離職票がオンラインで確認できるようになることで、離職者の利便性は大きく向上します。
企業側でも電子申請への対応を進めることで、ペーパーレス化や業務効率化にもつながりますので、この機会に検討されてみてはいかがでしょうか?